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社会基盤工学専攻修士2年三荒智也君が平成25年度第24回日本都市計画学会中部支部研究発表会にて、「優秀講演者賞」を受賞(社会基盤工学科)

社会基盤工学専攻修士2年の三荒智也君が1026日に開催されました平成25年度第24回日本都市計画学会中部支部研究発表会にて、「優秀講演者賞」を受賞いたしました。

◆学会:日本都市計画学会中部支部

◆著者:三荒智也、倉内文孝

◆演 題:洪水災害を対象とした車と徒歩での最適避難計画

◆概 要:

現状の避難計画の多くは,「徒歩での避難」を想定しているが,徒歩避難が現実的ではない地域があれば,渋滞によって車で避難ができない地域もある.高齢者など車でしか避難できない人もおり,画一的な「徒歩での避難」想定の妥当性に対する疑問が呈されている.限られた時間の中で安全な場所へ避難するためには,移動手段を配慮した計画を立案することが必要といえる.本研究では,想定される被災シナリオに対する地域全体での最適な避難のあり方を求めるため,「いつ,どの交通機関で,どの経路を使ってどこへ逃げればよいか」を求めることができる最適避難計画モデルの構築を行った.ケーススタディの結果,今まで重要視されてきた「避難距離の長さ」だけではなく「滞在場所の危険度」の重要性を指摘できた.また,歩車分離の必要性を示すことができ,車での避難経路と徒歩での避難経路を分離することの有用性が確認された.