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蓮池里菜さん(大学院工学研究科博士課程1年)が鋼構造シンポジウム2017優秀発表表彰を受けました

  2017年11月16、17日に東京ファッションタウンにて開催されました鋼構造シンポジウム2017にて、蓮池里菜さんが優秀発表表彰を受けました。この賞は、若手研究者(35歳以下)を対象に、当日の発表内容や発表方法等を審査し授与されるものです。

題目:FT-IRを用いた非塩化物系凍結防止剤による腐食速度低減効果の検討

著者:蓮池 里菜、木下 幸治、畑佐 陽祐

概要:冬季の道路凍結防止のために、例えば塩化ナトリウム(以下、塩ナト)等の塩化物が散布されることで、鋼材腐食等により構造物の耐久性が低下している。本研究では、今後必要となる戦略的な維持管理に向け、コストダウンが期待される新しい非塩化物系凍結防止剤であるプロピオン酸ナトリウム(以下、プロナト)の鋼材腐食性に関して、実橋梁での使用状況を想定しあらかじめ腐食させた鋼板に対するプロナトによる腐食速度低減効果の検討を行った。試験体の質量増加量及びFT-IR(フーリエ赤外分光法)を用いたさびの組成による検討の結果、プロナトにより腐食が抑制されている可能性を示した。

 

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