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工学研究科博士前期課程修了生の森山達哉さん(現:東邦ガス)が「土木学会論文奨励賞」を受賞しました

平成30年6月8日に開催された土木学会総会において,工学研究科博士前期課程社会基盤工学専攻H29年度修了生(地震工学研究室所属)の森山達哉さん(現:東邦ガス)が,平成29年度土木学会論文奨励賞」を受賞しました.土木学会地震工学委員会からの受賞に次いで2度目になります.
 
掲載サイト:http://www.jsce.or.jp/prize/prize_list/p2017.shtml#s05
 
 
◆著 者:森山達哉・能島暢呂
 
◆題 目:都市ガス供給システムにおける地震時供給停止判断の性能評価
 
◆掲載誌:土木学会論文集A1(構造・地震工学),Vol.73,No.4,2017, pp.I_187-I_196.
 
◆概 要: 地震時における都市ガス供給の第1次緊急停止判断を,多数の地震動観測体制によるk-out-of-n遮断システムとして位置づけ,供給停止判断の高度化に向けて基礎的検討を行った.モンテカルロ・シミュレーションによりSI値の観測パターンを模擬的に生成し,遮断基準値との関係からk-out-of-nの概念に基づいて供給停止パターンを生成した.さらに被害関数を適用して種々の不確定要因を考慮したうえで低圧導管の被害率を生成した.さらに被害率の大小と供給停止判断の有無からなる2×2の分割表を用いてデータ分析を行い,遮断システムとしての性能評価を行った.感度・偽陽性率・陽性的中度・陰性的中度およびROCを評価指標として遮断基準値の妥当性を検討した結果,耐震管率に応じて遮断基準値を変化させることの適切性が明らかとなった.
 
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