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土田 亮(ツチダ アキラ)

土田 亮(ツチダ アキラ)
TSUCHIDA Akira
職名 教授
学科 化学・生命工学科
コース 物質化学コース

研究概要

コロイド分散系における構造形成や界面特性に関する研究を実施しています。

1.コロイド分散系におけるナノ構造構築
極度に脱塩されたコロイド微粒子は分散液中でコロイド結晶を発現し、その反射光はブラッグ反射により美しい彩光色を示します。このコロイド結晶を発現した分散液を乾燥させることで、エネルギー散逸下での自己組織化により特徴有る散逸構造が発現できます。さらに、微粒子混合系における偏析(セグレゲーション)効果を用いることにより、高次構造を持った散逸構造発現も既に実現しています。

2.コロイド結晶による光学効果発現
コロイド結晶を構成するコロイド微粒子の間隔はちょうど光の波長領域のため、光の干渉・回折を用いることにより様々な光学効果を発現することができます。光を結晶内に閉じ込め、電子励起エネルギー移動を用いることで光合成の初期過程のモデルを実現しています。さらに、各種光学素子としての応用も可能です。

3.コロイド系における界面効果
コロイド分散系はその比表面積が大きいので、特徴有る様々な界面現象を発現します。コロイド微粒子における吸着現象などを研究しています。

図1 コロイド結晶 図2 コロイド結晶における光の反射、吸収、発光スペクトル

研究キーワード

高分子 コロイド 光

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