YUN Kyyoul | |
職名 | 准教授 |
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学科 | 電気電子・情報工学科 |
コース | 電気電子コース |
国内電力消費は9,996億kWhであり、57.3%である5,728億kWhを回転機(特にモータ)が消費(富士経済、2009年) → 「回転機損失」を低減することで電気エネルギーの利用効率上昇! → 電気エネルギーの節約 → ネガワットが実現できる。
解決策としては従来の回転機製作法であるカシメ、溶接、焼きばめの工程を減らし電磁鋼板に生じる残留応力を減らすことである。図1のように広い面で絶縁層(窒化層)を含んだ異種金属接合によって残留応力を抑制することが可能。絶縁層の厚みを制御することは複合材料の占積率および絶縁性能を状況に応じて設計することが可能であり回転機の効率を上げられる。
また運送手段(自動車、鉄道、飛行機、船舶)の軽量化することで莫大なエネルギーを節約できる。異種金属接合によって強度が高い構造材に比強度が高い材料を接合することで信頼性を持った軽く強い材料を生み出すことが可能(図2)。自動車の重量が30%減ると燃費が20%以上低減することが可能と知られているのでエネルギー節約に大きく貢献が出来る。
鉄ーアルミの接合以外鉄ー銅、チタンーアルミなど様々な接合に取り組んでいる。
抵抗スポット溶接で行った鉄ーアルミ板の接合
モーターコア、磁気特性、異種金属接合