環境地盤工学研究室の大学院生が平成25年度土木学会中部支部研究発表会において優秀研究発表賞を受賞(社会基盤工学科)
2014年5月23日
概要：環境地盤工学研究室の小川翔平くん(博士後期課程2年)が平成25年度土木学会中部支部研究発表会において優秀研究発表賞を受賞しました．
受賞タイトル：「射撃場土壌におけるリン資材によって溶出促進されたSbの含鉄資材との併用による不溶化」
射撃場の敷地土壌からは，弾丸由来の鉛や半金属のアンチモン（Sb）などが検出されることがあり，その対策と処理が議論されています．対策方法のひとつとして，重金属類の拡散を防止する化学的不溶化処理が挙げられます．しかし，鉛とアンチモンを化学的に安定した状態で不溶化できる技術がないのが課題として挙げられます．鉛を化学的に不溶化できる資材としてリン資材が知られています．しかしリン資材に含まれるリンは，アンチモンの溶出を更に促進するため，問題となります．本研究では，リン資材によって溶出促進されたアンチモンを他資材（含鉄資材）で補足できれば，鉛とアンチモンを同時に不溶化できると考えました．その結果，リン資材と含鉄資材を併用することで，鉛とアンチモンを同時に不溶化できることを明らかにしました．
リンク先：http://www1.gifu-u.ac.jp/~env_geo/top%20page.html （環境地盤工学研究室）
