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大学院自然科学技術研究科修了の北田寛明さん(現:株式会社ジェイアール東日本都市開発)が、令和元年度土木学会中部支部優秀講演者賞を受賞しました

2020年3月6日に開催が予定されていたが、新型コロナウイルスの感染拡大の抑制要請を受け中止となった「令和元年度土木学会中部支部研究発表会」において、研究発表会の中止に伴い、1月20日に発行された公演概要集に基づき優秀講演者賞が選考された結果、第IV部門より、北田寛明さんが優秀講演者賞を受賞した。この賞は優れた研究成果を発表した将来性のある学生や若手の技術者・研究者(36歳以下)を対象に授与される。

題目:物流開発に牽引された工業都市大垣の成立過程

著者:北田寛明、出村嘉史 

概要:対象地である大垣は、近代に急速に工業都市へと発展した。本研究は、工業化の基盤となった連続的な各種インフラ整備が、各事業主体の連携により計画されてきたことを示すものである。鉄道敷設・電力事業・河川改修・都市計画事業を主導したまちの有力者や内務省及び県の技師が、工業都市化のために一つの事業の枠を超えて、物流機能の改善を図ったことで、モノの輸送を重視した都市構造へと変化させた。本研究ではこのプロセスに着目し、彼らがいかにして都市に必要な物流開発を進めてきたかについて解明する。

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