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神谷浩二准教授が平成26年度河川整備基金助成事業優秀成果を受賞(社会基盤工学科)

題目

河川堤防の豪雨時における間隙空気の噴発現象の発生メカニズムと安全性に及ぼす影響

 

概要

河川堤防が豪雨時に急激な浸水を受けたとき,その内部の間隙空気が封入されその圧力が増大して,更に,封入された空気塊が地表面から噴出する現象が指摘されている.この現象は,堤防に亀裂等の損傷を与えるなど土構造物としての不安定化の一因になるため,防災構造物としての堤防の機能低下に繋がることが懸念されている.本研究は,河川堤防を想定した模型地盤に対する降雨や河川水の浸水実験に基づき,間隙空気圧の発生原因やその空気圧による地盤の破壊現象の特徴等を基礎的に明らかにしたものである.今後,河川堤防の設計に間隙空気の作用を導入することによって,堤防の安全性向上に寄与することが期待される.

関連HP

地盤・地下水研究室  http://www1.gifu-u.ac.jp/~kkamiya/index.html

(公財)河川財団   http://www.kasen.or.jp/