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【行事】平成26年度前期ME養成講座修了式を行いました(6月27日)

 平成26年6月27日[金曜],多目的教育研究棟において,平成26年度前期 社会基盤メンテナンスエキスパート(ME)養成講座の修了式を行い,受講生31人全員が修了しました.
 本養成講座は,大学院工学研究科の履修証明プログラムとして工学部附属インフラマネジメント技術研究センターが実施しているもので,6月2日から6月27日までの4週間行われました.講義は土曜,日曜を除く毎日8時45分から18時まで隙間なく行われるとてもハードなものでした.
 修了式は,インフラマネジメント技術研究センターの沢田 和秀 教授による司会で始まり、六郷 惠哲 工学部長から受講生ひとりひとりに履修証明書が手渡されました.
 引き続き,六郷 学部長から受講生へ慰労と修了のお祝いに加えて「社会人の学び直しは国の政策としてもとても重要視されているものです.本講座の修了は一つの区切りとしてさらに頑張っていただきたい.また,一緒に受講した仲間を大切にしてください」との言葉を贈られました.

平成26年度ME修了式(20140627)平成26年度ME修了式(20140627)

 次に高木朗義インフラマネジメント技術研究センター長から,「全員が卒業ということで誠におめでとうございます.この講座の開始の際にお話した三つ,職場を離れた広い目で見る.受講生同士のネットワークを作る.折角なのでこの4週間の大学生活を楽しむ.はできましたか.ME認定試験が一ヶ月後にありますが,それまでにMEになって社会にどんな貢献ができるのか考えてほしい.本当にお疲れ様でした」との挨拶がありました.  さらに,この養成講座に携わったスタッフ一人一人から,受講生へお祝いと励ましの言葉が贈られました.スタッフもこの一ヶ月を振り返り感無量といった感じでした.
 その後,受講生代表からお礼の言葉と,スタッフへ記念品の贈呈があり,最後に全員で記念写真を撮影して式は終了しました.

 31名の受講生の皆様、大変お疲れ様でした。そしておめでとうございます。
 ME修了生として益々のご活躍を祈念いたします。

平成26年度ME修了式(20140627)

≪ME養成講座について≫
 「社会基盤メンテナンスエキスパート(ME)」とは「社会資本(特に道路)の維持管理技術を習得し、発注者・受注者の立場を越え、確固たる高度な技術をもって、地域に密着した貢献をすることにより、健全な社会資本整備を基に安全・安心な国民の暮らしを下支えする技術者」と定義しており、インフラに対して適切な診断と処置をすることができる高度な専門知識を持った建設技術者です.
 養成講座は平成2008年度から始まり、2013 年度からは岐阜大学初の「履修証明プログラム」として実施しています.4週間の短期集中教育プログラムで、座学や演習に加え、点検・施工・維持管理のフィールド実習から構成され、全国の著名な専門家による最高レベルの講義を提供しています.
 受講者は、岐阜県内を中心とした行政の土木技術者(インハウスエンジニア)と民間企業(建設施工業者や建設コンサルタントなど)の土木技術者です.80コマ(120 時間)の講義をすべて受講し、認定試験に合格すると、MEに認定されます.2008~2013年度の6年間に計10回の講座を開催し、岐阜県内を中心に189名のMEが誕生しました.

ME養成講座  MEは様々な場面で活躍しています.例えば,MEが道路斜面の崩壊の前触れにいち早く気付き,適切な処置を施すことにより,災害の発生を未然に防止したこともあります.中央自動車道笹子トンネルの天井板落下事故の翌日から始まったトンネルの緊急点検では,MEが活躍しました.15種類のインフラ施設に対する簡易でわかりやすい点検マニュアル「社会基盤メンテナンス手帳︱ME君の点検十訓︱」も刊行しています.高齢化が進むインフラを健康に保つためには,専門家だけでなく,地域の方々の協力が不可欠です.MEは「MEの会」を自主的に組織し,岐阜県内で地域に根ざした活動を行っています.

ME養成講座

<履修証明プログラムとは>
 平成19年の学校教育法の改正により,大学等における「履修証明制度」が創設されました.大学等において,通常の学生を対象とする学位プログラムに加え,社会人等の学生以外の者を対象とした一定のまとまりのある学習プログラム(履修証明プログラム)を開設し,その修了者に対して法に基づく履修証明書を交付できることになりました.

平成26年度ME修了式(20140627)

■ 関連リンク
 工学部附属インフラマネジメント技術研究センターHP