| SASAKI Shigeo | |
| 職名 | 教授 | 
|---|---|
| 学科 | 電気電子・情報工学科 | 
| コース | 電気電子コース | 
   分子性固体、ガスハイドレートなどの物質を超高圧力などの極限状態下においたとき、それら物質がどのような新奇物性を示すのかをラマン・ブリュアン散乱などの分光学的手法を用いて調べています。以下に研究例を示します。
 ・ ガスハイドレートの圧力誘起相変化および弾性的性質: 大量のメタンハイドレートが日本近海の海底地層中に賦存しているため、メタ  ンハイドレートは石油に替わるエネルギー資源として大変注目されています。このメタンハイドレートの埋蔵量の評価、安全なメタンガス産出技術開発に必要であると考えられる弾性的性質の評価を高圧ブリュアン散乱分光測定を用いて行っています。また、ガスハイドレートは高圧力下で様々な構造へ変化するため、高圧ラマン散乱分光測定、高圧中性子線回折実験を通して、それらの物性を調べています。
 ・ 極限状態下における希ガス固体の弾性的性質: 希ガス分子はファン-デル-ワールス力によってその固体を形成していますが、その弾性的性質は意外に分かっていません。そこで低温・高圧力の極限状態下でブリュアン散乱分光測定を行い、詳細な弾性的性質を調べています。
  
高圧、ラマン・ブリュアン散乱分光、ガスハイドレート、分子性固体