研究センター
社会的な課題を解決する,最先端の研究が進行しています。
岐阜大学工学部および大学院工学研究科は,学内研究センターなどの支援を受けて密度の濃い教育研究環境を実現させています。また,医学部や応用生物学部など工学部との交流が可能な学問分野が整っており,学際的な教育と研究を促進させます。さらに時代のニーズや社会的な課題を解決するための国際的レベルでのプロジェクト研究も産学連携を含めて多数進行しており,地域産業界や実業界に開かれた大学として高度な教育・研究体制を敷いています。
工学部附属インフラマネジメント技術研究センター
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本センターは, 社会基盤施設の効率的な維持管理を提案・実施するための技術の確立と,シンポジウム開催等によりそれら技術の地域への還元を目的としています。センターで構築した技術は,地域の継続的発展を担うものです。 以下の研究部門において,最新の構造物技術診断,補修技術およびリスクに基づく戦略的整備意思決定システムを開発しています。 センターには,文部科学省の平成20年度科学技術振興調整費の採択を受けた「社会基盤メンテナンスエキスパート(ME)養成ユニット」が開設されました。ユニットでは,地域(岐阜県,建設業界)と連携し,少人数制短期集中カリキュラムにより地域に貢献する総合的な技術者(ME)を養成しています。平成26年4月より,「岐阜大学研究推進・社会連携機構 社会資本アセットマネジメント技術研究センター」から「工学部附属インフラマネジメント技術研究センター」に名称変更しました。
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【平成26年4月名称変更】
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【研究部門】
- 「ひと」づくり実践領域
- 「しくみ」づくり開発領域
- 「こと」づくり展開領域
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工学部附属応用気象研究センター
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本センターでは,まず,産官学からなる研究会やコンソーシアムを発足させることで工学系異分野交流による気象情報の新たな価値の創出を目指します。これにより、関連企業との新たな共同研究を進めていきたいと考えています。 また,得られた研究成果に基づいて,よりきめ細かく付加価値の高い気象情報をWeb上で公開すると同時に,年1回程度の成果報告会を開催することで,研究成果をより分かりやすい形で地域住民や関連企業に積極的に情報発信します。 また,センター内で所有する気象データ等の研究資源を共有することで,部門間連携や他センターとの連携をさらに進め,融合研究を加速させます。さらには,学部・大学院教育を通じて気象を理解する工学系技術者を養成すると同時に,地域における気象防災教育の一翼を担います。
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【平成29年4月設置】
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【研究部門】
- 大気海洋研究部門
- 大気水圏研究部門
- 大気電気研究部門
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工学部附属プラズマ応用研究センター
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プラズマは、固体、液体、気体につづく物質の第4の状態と言われています。プラズマ中では、気体を構成する原子・分子が電離し、陽イオンと電子に分かれて運動しています。自然界に存在するプラズマとしては、太陽、雷、オーロラなどがあげられます。 一方で、プラズマは物理・化学的な活性に富んでおり、その工業的有用性を活用するために制御されたプラズマ装置が、地上で様々な産業に貢献してきました。 例えば、太陽電池を含む半導体デバイスプロセスにおける微細加工技術や、機械部品表面のしゅう動性や耐久性を向上する材料の表面加工などに利用され, その重要性は幅広い工業分野で益々高まっています。さらに最近ではプラズマの応用範囲は、医療、農業分野にまで拡がりを見せています。 一方で、プラズマ技術の基礎や産業応用は、電気、化学、材料、機械などの幅広い分野にまたがっていることから、その発展や新産業創出のためには、分野を横断した組織的な取り組みが必須です。 そこで岐阜大学工学部では、分野を横断した組織的な研究活動が行える環境を構築し、プラズマを用いた新たな産業創出や現有技術の県内企業など産業界への展開を目的として、工学部附属プラズマ応用研究センターを組織し、令和4年4月1日付で発足させました。特に、以下の3つの研究部門を設け、重点的な活動を行っています。
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【令和4年4月設置】
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【研究部門】
- プラズマ科学部門
- グリーン・DXプラズマ部門
- 半導体プロセス科学部門
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工学部附属宇宙研究利用推進センター
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本センターは、本格的な宇宙探査・持続可能な宇宙利用の時代に対応するために、宇宙科学・工学に関する組織的研究を実施する他、宇宙人材育成、産官学連携による宇宙産業育成を進めることを目的に設立されました。 本センターでは、銀河研究を中心とする宇宙科学に関する研究、微小重力下での燃焼現象の解明や太陽光発電所から地球へのエネルギー伝送等の宇宙環境利用に向けた研究、超音速宇宙推進システム・電気推進ロケット・宇宙ロボット等の宇宙システムに関する研究開発に加え、岐阜県と実施する高大連携教育である「宇宙工学講座」や国際宇宙ステーションから軌道に投入し運用する「ぎふハイスクールサット(GHS)」を中心とした宇宙技術者の育成(啓発活動)、産官学連携による宇宙ビジネスの創出を進めています。
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【令和5年4月設置】
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【主な研究分野】
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