坂本 秀生(サカモト ヒデオ)
坂本 秀生(サカモト ヒデオ) |
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SAKAMOTO Hideo |
職名 |
准教授 |
学科 |
電気電子・情報工学科 |
コース |
応用物理コース |
研究概要
多体系の構造とそれを支配する物理法則について,ミクロな視点から研究しています.例えば他と相互作用していない孤立した1個の原子核は自己束縛・量子多体系と見做すことができますが,そこには系全体としての変形,振動,回転など,多数の核子が関与する位相の揃った運動状態が存在することが知られています.その様な集団運動が多体系に発現する機構を,構成粒子とそれらの間に働く基本力を出発点とする微視的なレベルから解明するために,量子力学的多体問題の研究をしています.特に平均場の導入に伴う対称性の破れを回復する集団運動の役割,自己無撞着有効相互作用や多体力の導入による対称性の破れの回復などに関心を持っています.また,量子多体系の数理モデルの構築・分析,核分光学実験データの解析,ボソン展開法などの多体問題の手法と解析プログラムの開発なども行っています.
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128Xeの励起スペクトルに反映する多体力効果 |
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研究キーワード
物理学 原子核構造 量子多体問題
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