隈部 和弘(クマベ カズヒロ)
隈部 和弘(クマベ カズヒロ) |
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KUMABE Kazuhiro |
職名 |
助教(産学連携准教授) |
学科 |
化学・生命工学科 |
コース |
物質化学コース |
研究概要
バイオマスの利活用に関する研究を行っています。最近では以下の2テーマとなっています:
●バイオマスからのジェット燃料製造(BTL)プロセスの開発
昨今、エネルギーおよび環境制約により、航空機代替燃料開発の必要性が高まっています。本研究ではバイオマスをガス化し、乾式ガスクリーニングを経由して合成ガス(COおよびH2)を製造し、FT合成により代替ジェット燃料を製造するプロセスの開発を行っています。
●下水汚泥炭化物を用いた排ガス処理に関する研究
下水汚泥の炭化処理が地球温暖化対策として実施されてきていますが、汚泥の乾燥のために化石燃料を用いる、あるいはその過程で発生する排ガス(SO2およびNH3)処理に酸やアルカリ吸収液を用い、それぞれに排水処理が必要となることから、バイオマス使用プロセスでCO2を大量に排出する事態になっています。そこで、本研究では汚泥の乾燥を好気性醗酵・堆肥化により行い、汚泥炭化で発生するSO2およびNH3処理にはその炭化物を用いてガス吸着(硫安生成)させることにより、省エネを達成しながら排ガス処理できるプロセスの開発を行っています。
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図1 バイオマス試料の一例;木くず |
図2 FT合成油のGC-MS分析結果の一例 |
研究キーワード
エネルギー変換プロセス 省資源・省エネルギー技術 プロセスシステム設計 触媒反応
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