宮坂 武志(ミヤサカ タケシ)
研究概要
高効率航空宇宙推進システムの開発を目的に、物理気体力学の観点から電気ロケットや燃焼エンジンの研究を行っています。
- 大電力ホールスラスタシステムの研究開発
国際火星有人探査や宇宙での太陽光発電所の建設用として大電力の電気ロケットの開発が望まれています。JAXAプロジェクトである、ホールスラスタ複数基から構成されるRAIJINと呼ばれるシステムのプロジェクトに参加し、実験と数値解析を進めています。
- イオンエンジンの解析研究
イオンエンジンイオン源や中和器内のイオンや電子の流れを粒子法により解析するコードの開発、非平衡現象の解明を進めています。
- パルスプラズマスラスタ(PPT)の研究開発
PPTは簡潔構造を持つ間欠作動する電気ロケットであり、大型構造物の姿勢制御、超小型衛星の軌道・姿勢制御への適用が期待されています。光学測定を用いて推進剤浪費現象の解析や最適化を進めています。
- パルスデトネーションエンジン(PPT)の研究開発
PDEは間欠的なデトネーション(爆轟)を用いる高効率燃焼エンジンです。燃料/酸化剤を渦流として注入しより短距離でデトネーションを生成するための研究を進めています。
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図1 Side by side ホールスラスタ作動 |
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図2 イオンエンジン解析 |
研究キーワード
宇宙推進機、電気ロケット、高効率燃焼エンジン
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