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情報コース学生チームがVR大会「IVRC2023」において複数の賞を受賞

 情報コース学生チームが、11月18日(土)~19日(日)にかけて開催されたVRの大会「IVRC2023」において、岐阜の伝統行事「鵜飼」を題材にしたVR作品を披露し、複数の賞を受賞しました。IVRC(Interverse Virtual Reality Challenge)とは、学生を中心としたチームでVR作品等を企画・制作するVR大会の名称で、日本VR学会が主催するイベントです。
 学生チームは、岐阜の伝統行事「鵜飼」を多くの人に楽しく知ってもらいたいという思いから、鵜飼の鵜になることができるという新たな発想を取り入れ、本作品を制作しました。長良川うかいミュージアムを訪れ、鵜匠による鵜飼実演の様子を見学しながら詳しい説明を聞き、また、実際に観覧船に乗って鵜飼を間近で体験するなど、取材に基づいて制作を行い、よりリアルな体験ができるようこだわりました。 本作品では、はじめに体験者が椅子に座ってお辞儀をすることで、VR空間の水中に潜って鮎を探すことができます。その後、鮎を見つけて鮎が光ったタイミングで体を起こし、頭を上に向けることで鮎を捕まえることができます。この時、鵜のくちばしを模した装置によって捕まえられた鮎が暴れる感覚を再現し、首に着けた装置によって鮎を飲み込んだかのような感覚を体験することができます。
 今回の受賞の一つ「Laval Virtual Prize」によって学生チームは、2024年4月にフランスで開催されるVR/ARの国際大会「Laval Virtual」への招待出展が決まり、世界の舞台で日本の伝統行事体験を披露します。
 12月13日(水)には、今回の受賞について学生チーム及び指導教員が吉田学長へ報告を行いました。
 チーム代表の藤嶋さんは、「今回の受賞によって来年4月には、岐阜の長良川のように川があるフランスのLaval市でこのVR作品を出展します。私たちの作品を通じて、世界中の方々に鵜飼の文化を楽しく知っていただくために、作品を更にブラッシュアップさせて、フランスの大会に臨みます」と今後の展望を語りました。吉田学長からは、「鵜飼の鵜になることができるという発想がとても面白い。ぜひ長良川うかいミュージアムさんと連携しながら、岐阜の伝統文化である鵜飼を楽しく紹介していってほしい。フランスでの大会もがんばってください」と激励しました。
学長報告の様子

学長報告の様子

集合写真

集合写真

VR空間で鵜飼の鵜になりきった様子

VR空間で鵜飼の鵜になりきった様子

鵜が鮎を捕まえる体験をしている様子

鵜が鮎を捕まえる体験をしている様子

受賞した賞及び学生チームのメンバーは以下のとおりです。

獲得した賞:

Laval Virtual Prize、ぴちきょ賞、YAMAHA賞

チーム鵜匠:

  • 情報コース 4年 木島研究室 藤嶋駿輔
  • 情報コース 4年 加藤研究室 早崎雅人
  • 情報コース 4年 寺田研究室 藤井俊輔
  • 情報コース 4年 草刈研究室 星野想空