UEMATSU Yoshihiko | ![]() |
職名 | 教授 |
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学科 | 機械工学科 |
コース | 機械コース |
機械を長期間にわたって安全に利用し続ける場合、部品の破損が問題となります。マイクロマシンのような超小型機械から発電所のような巨大プラントまで、一つの部品が破壊することでその機能が停止し、莫大な経済的・社会的損出を伴う場合があります。そのような部品の破損で最も問題となるのが「疲労破壊」です。「疲労破壊」とは、たとえ大きな力でなくとも、小さな力が何回も何回も、繰返し負荷されることである日突然生じる破壊現象です。通常、ほとんど何の前ぶれもなく、突然破壊が起きる現象として恐れられています。現在、自動車の低燃費化や鉄道の高速化など、機械はどんどん高性能化しています。また、マグネシウム合金、セラミックスやCFRPなど、鉄鋼に変わる新たな材料も利用されるようになって来ました。それに伴い、疲労破壊現象も複雑化しています。材料の疲労破壊現象を理解し、それを設計にフィードバックして安全を確保する。それが研究の目的です。
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図1 マイクロカンチレバー試験片 | 図2 β型チタン合金中の微小疲労き裂 |
疲労、破壊機構、構造用材料
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