2013年5月17日
平成24年度土木学会中部支部研究発表会(研究発表251件、参加人数約450名)が、平成25年3月8日愛知工業大学八草キャンパスにて開催されました。 この発表会で社会基盤工学専攻2年の間瀬将成君が「平成24年度中部支部優秀研究発表賞」を受賞しました。
◆題目:
局所平均を用いた円弧すべり計算の簡易信頼性解析法(著者:間瀬将成,大竹雄,本城勇介)
◆概要:
地盤構造物の信頼性設計を考える上で地盤パラメータの空間的バラツキの影響を評価することは重要課題のひとつである.既往の研究では,局所平均の分散を用いる簡易解析法が提案されている.本研究ではこの手法を斜面安定問題に適用するため,確率場の生成と円弧すべり計算を組み合わせたモンテカルロシミュレーション解析(RCS解析)を行い,この結果に対して局所平均の範囲を同定することを試みた.その結果,粘性土地盤において,局所平均の範囲を「面」よりもすべり線上の「線」として捉えることで、安全率のばらつきを定量的に評価することが可能となった。