2013年6月25日
◆受賞課題: 世界最大橋梁震動台実験を基にしたRC高架橋システムの数値解析技術の高度化
◆概要: 本研究は,ネバタ・リノ大学で行われたRC高架橋システムを対象とした世界最大橋梁震動台実験を基に,我が国で培った耐震解析技術の検証と高度化を進め,橋梁防災技術の飛躍的な発展を目指す. 具体的には,RC高架橋システムとしての曲線を有する上部構造のモデル化方法, 減衰の正確な設定方法,複数回の地震動による損傷蓄積も再現可能な解析技術等について,世界最大橋梁震動台実験に基づく信頼性の高い耐震解析技術を提案する.
本研究でベースとするネバタ・リノ大学における世界最先端の実験は,再現性と信頼性に優れたものであり,世界のこの分野の基準データとなってきている.
この世界最先端の実験をベースに,我が国で培った耐震解析技術の検証と高度化を進めることで耐震性能評価の高度化を飛躍的に進めることができ,世界をリードできると確信している.