2018年9月 5日
2018年8月29日に北海道大学にて開催されました,平成30年度土木学会全国大会 広報関連行事「ベスト・イノベーター・オブ・土木偉人」にて,蓮池里菜さんがベストプレゼンターに選ばれました.この企画は,「明治期に革新的な功績を残した土木偉人」をテーマに,土木偉人の魅力を「革新性」「実行力」「現在への継承」を共通ポイントにプレゼンテーションするもので,ベストプレゼンターは来場者の投票により決定されました.
題目:ベスト・イノベーター・オブ・土木偉人~橋梁技術者 田中豊~
企画主旨:「土木偉人かるた」は,社会革新の原動力となった48名の土木偉人たちをテーマに,土木が人と自然に関わってきた歴史的役割や価値を知る・学ぶ・楽しむツールとして土木学会によって制作された.本企画は,かるたに取り上げられている土木偉人を中心に,土木偉人の魅力をプレゼンテーションするものである.
概要:土木偉人かるたの「田中豊」の読み札にある,「合理的な単純性」「追求した橋梁美」をキーワードに調査を実施した.関東大震災の復興事業のひとつであった墨田川六大橋の設計にあたり,当時の世界最先端技術であった「長径間鈑桁構造」を採用した「革新性」に溢れた技術者であることが分かった.また,土木学会田中賞の名称になっているように,多大な業績により現在の土木技術者に大きな影響を与えており,技術者としての功績,精神が「現在へ継承」されていると言える.