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加藤瑳那子さん(大学院自然科学技術研究科(修士課程)環境社会基盤工学専攻2年)が、The 2nd IABSE Young Engineers Colloquium in East Asia にて、Outstanding Presentation Awardを受賞しました

2019年11月7、8日に東京工業大学にて開催された、The 2nd IABSE Young Engineers Colloquium in East Asiaにおいて、加藤瑳那子さんが Outstanding Presentation Awardを受賞しました。国際構造工学会(International Association for Bridge and Structural Engineering:略称IABSE)はスイス民法(Swiss Civil Law)により1929年に設立された土木と建築を包含する学会組織であり、本学会は、東アジアを対象とした、若手技術者の研究及び建設プロジェクトを交流する機会として開催されました。テクニカルセッションでは、発表者として42名が参加し、発表賞を受賞した3名の中に,加藤瑳那子さんが選ばれました。

 

研究題目:Investigation on Damage Detection of Steel Finger Type Expansion Joints based on Passing Sound

 

概要:橋梁に設置される伸縮装置は維持管理上、各種点検により異常の有無が調査されているが、交通規制を必要とするような箇所では5年に1度の定期点検以外に点検を行う機会がないのが現状であり、伸縮装置の劣化・損傷速度は場合によっては非常に速いため、定期点検の間に損傷が起こる場合がある。こうした現状から、定期点検の間に発生する変状の兆候あるいはその初期段階で発見する手段の開発が求められている。

本研究では、既往研究で明らかとされた伸縮装置の損傷メカニズムから、剛性の変化が伸縮装置の車両通過音から検知できないかという点に着目し、損傷検知を試みた。その結果、供用中の伸縮装置を対象とした計測音の解析結果において、20~40Hzの周波数帯に変状があらわれる可能性を示した。また、その解析画像を用いた機械学習により、伸縮装置の損傷の有無の分類を試みた。

 

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