環境コースの特長

環境コースでは、水理学的な調査や測定による洪水時の流れの解明、様々な汚染物質の水環境中での挙動の解明やその除去技術の開発、植物や有機系・無機系廃棄物を利用した汚染浄化技術の開発や、にぎわいのあるまちづくりのための地域活動の実践研究など、環境と調和した持続可能社会の形成のための研究を進めています。

環境コースの最新研究の例

コンクリートの一生をプロデュースします
維持管理工学研究室

コンクリートの耐久性に関する研究

【写真】コンクリート内部で腐食した鉄筋写真(左)、海岸構造物の劣化(中)、水利施設でのアルカリシリカ反応(右)

コンクリートの高性能化に関する研究

【写真】綿状の短繊維を混入した高靱性繊維補強コンクリート(左)、引張試験装置(右)

コンクリート構造物の破壊の原因解明や防止対策、補強技術に関する研究

【写真】破壊事故の例(左)、局所的な破壊を生じて変形を吸収する部材(右)

流域圏における気象と河川の総合的理解にむけて
水系動態研究室

流域での物質循環解明に向けた複雑地形上での森林での大気との熱・水・CO2交換量に関する研究

写真】山岳地形における温室効果ガスの吸収や水の蒸発についての現地観測の様子【写真】観測タワー(左),観測地点(右上),観測機器収納小屋(右下)

河川における大小の渦形成と流速変動の精密な現地計測による実態解明とその応用

【写真】映像解析による長良川の流れの状況解析(上)、同地点における測定結果(左下)、河床凹凸の拡大図(右下)

安全で快適な水質環境と持続可能な社会を求めて
水質安全研究室

放射性セシウムやウイルス、環境ホルモン様物質の除去および環境中の挙動に関する研究

【写真】粉末活性炭を用いた吸着実験の様子(左)湖沼底泥を用いた環境ホルモン吸着実験(恒温室内)の様子(右),

河川における有機物の流出・堆積や河床付着微生物群集構造に関する研究

【写真】河床付着微生物調査写真(左)、粒状態有機物調査(右上)、冬期山岳河川調査(右下)

微生物燃料電池による排水からのエネルギーとリンの回収技術の開発

【写真】微生物燃料電池/実験リアクターと微生物燃料電池の仕組み