上田 浩(ウエダ ヒロシ)
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UEDA Hiroshi |
職名 |
教授 |
学科 |
化学・生命工学科 |
コース |
生命化学コース |
研究概要
創薬の重要なターゲット分子のひとつである三量体GTP結合蛋白質共役型受容体(GPCR)シグナルの生理的役割を探るため、GPCRに関わる新規の細胞内情報伝達機構の解析を中心に以下の研究を行っています。
1) 細胞運動におけるGPCRシグナルによるRhoファミリー低分子量G蛋白質シグナルを介した細胞骨格制御機構の解明
Rhoファミリー低分子量G蛋白質は、細胞形態変化などを調節するアクチン細胞骨格を制御することが知られている。近年、わたしたちは、GPCRシグナル依存性のRhoファミリー低分子量G蛋白質を制御する因子(RhoGEF)をいくつか同定した。現在、それらの細胞内制御機構について、検討を行い、最終的には、それらに対する特異的阻害剤や活性化剤の同定を行いたいと考えています。
2) ヒト嗅覚受容体を介した匂い受容の仕組みの解明とその利用
ヒトに匂い受容は、約400種類存在する嗅覚受容体を介して行われていることが知られている。われわれは、これらの嗅覚受容体と匂い物質の関係を明らかにし、匂い受容の仕組みの解明を試みようとしています。
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図1 コントロール細胞(A)とRhoGEF発現細胞(B)の形態変化の違い |
図2 RhoGEFと相互作用する分子の細胞形態に対する影響 |
研究キーワード
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