小嶋 智(コジマ サトル) | ![]() |
KOJIMA Satoru |
職名 | 教授 |
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学科 | 社会基盤工学科 |
コース | 防災コース |
(1)地すべりとせき止め湖の研究
大規模地すべり(広義)の地質素因、トリガーとしての地震や豪雨、その結果形成された地すべりダムとせき止め湖などの形成過程の研究をしています。岐阜県(根尾白谷・ナンノ谷など)、富山県(桐谷・小井波など)、三重県(池ノ谷・薗・ツエノ峰など)などをフィールドにしています。
(2)山体重力変形地形の研究
二重山稜地形は、高山に発達することから、かつては周氷河地形と考えられていましたが、最近は山が重力の影響で崩壊していく時に形成されると考えられるようになりました。つまり、二重山稜地形や山向き小崖などの地形は山体重力変形地形であり、地すべりの前兆現象なのです。
(3)環太平洋造山帯・ヒマラヤ造山帯の形成過程の研究
日本列島を含む環太平洋造山帯は付加型造山帯、ヒマラヤ造山帯は衝突型造山帯と考えられています。この二つのタイプの造山帯の形成過程を、前者は日本列島、極東ロシアなどをフィールドに、後者はインドのラダックヒマラヤをフィールドに研究しています。
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南アルプス、北岳北方の二重山稜地形 | インド、ラダックヒマラヤにおける調査風景 |
地質学、地すべり、山体重力変形地形、付加体