吉野 純(ヨシノ ジュン) | ![]() |
YOSHINO Jun |
職名 | 准教授 |
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学科 | 社会基盤工学科 |
コース | 環境コース |
私たちが普段テレビやインターネットなどで目にする天気予報は、大気の流れや状態を予測する「数値気象予報モデル」と呼ばれるシミュレーション技術を利用することで作成されています。予報対象となる領域の大気を3次元のメッシュで区切ることで、その1つ1つを物理法則に基づいて予測します。近年頻発する巨大台風やゲリラ豪雨などといった気象災害の軽減のためには、より細密なメッシュからなる気象モデルの開発が必要となっています。
私たちの研究室では、現在、より高精度な気象モデルの開発を目標として、「岐阜大学局地気象予報」という天気予報サイトを運営しています(http://net.cive.gifu-u.ac.jp/)。大学初となる気象予報業務許可(許可第87号)を取得して、今日までに岐阜県内の多くの皆様方に利活用していただいております。2kmメッシュからなる高分解能な気象モデルにより、毎日36時間先までの1時間毎の天気・風向・風速・気温・湿度・日射量・波浪などの予測情報を提供しています。
このような独自のシミュレーション技術に基づいて、防災・環境・エネルギーに関する気象工学的研究を推進しています。
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数値気象予報モデルにより再現された台風9918号の3次元構造 | 岐阜大学局地気象予報のウェブサイト(http://net.cive.gifu-u.ac.jp) |
気象、自然エネルギー、気象災害、海岸工学