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学部教育目的・教育課程


工学部教育目的

 工学部では,社会,自然,文化等に対する深い見識,優れた感性及び健全な心を養います。同時に専門特化型から幅広い総合型まで,多様な個性に合った能力を育みます。これにより,人間性豊かで創造力に富んだ技術者の育成を目指します。

工学部アドミッションポリシー【求める学生像】

 本学部では、21世紀の社会を支える先端的な工業技術に対する深い関心があり、以下のような資質を持った学生を求めています。

1.先端的な工学の理解に必要な数学・理科に関する基礎的学力を充分に備えている人

2.理解力に富み、論理的な思考ができるだけではなく、柔軟性があり、新しい発想ができる人

3.相手の意見に耳を傾け,自分が伝えたいことを表現できる人

4.知的好奇心にあふれ、自主的な勉学意欲に富む人

5.国際社会で活躍するためのコミュニケーション能力を備えている人

多様な入試を実施し、個性の異なる学生を受け入れて積極的に活性化を図っています。

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工学部ディプロマポリシー・専門的能力(学位授与方針)

 岐阜大学工学部は、以下のような能力を備えた卒業生を輩出します。

1) ものづくり等の技術者として研究開発を推進できる基礎学力と創造力(基礎学力と創造力)
2) 幅広い教養、深い見識、社会人としての責任感に基づく倫理観と判断力(倫理観と判断力)
3) 問題を解決するための方法を忍耐強く探索する能力(忍耐強く探索する能力)
4) 研究開発を行うためのコミュニケーションスキル、協調性(協調性)
内容、個別能力

水 準

基礎学力と
創造力

・ものづくり技術者としての共通リテラシーである数学を駆使し、かつ情報処理を行うことができる。

人文科学,社会科学を中心とした教養があり、ものづくり技術者としての深い見識を備えている。

・技術者として不可欠な自然科学の基礎学力を研究・開発に応用することができる。

・国際語としての英語のreading, writing, listening, speaking能力を有し、技術英語を理解することができる。

倫理観と判断力

・環境に配慮するなどの技術者として必要な倫理観を有し、それに基づいてものごとを判断することができる。

・新たな研究分野にチャレンジするための情報を収集することができ、アイデアを創造し、課題の進め方等についての状況を判断することができる。

・環境や安全に配慮した技術開発を推進することができる

忍耐強く
探索する能力

・技術開発のための集中力・持続力を有している。

・論理的な思考に基づいて問題を解決することができる。

協調性

コミュニケーションスキル・協調性を有し、グループワークを推進することができる。

情報発信能力を有し、自己の研究・開発結果を他に伝達することができる。

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教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)

 卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)を実現するため、以下のカリキュラムを実施します。

工学の基礎となる数学、物理、情報処理およびコミュニケーションツールとしての英語の修得、さらに専門とは異なる分野の概論の履修を通して、研究開発に必要な基礎学力を養成します。

人文科学、社会科学等からなる全学共通科目を開講し、幅広い教養、深い見識、倫理観、判断力を養うとともに、豊かな知性と人間性を育みます。

専門分野の講義に加え、演習・実験を配し、学理の基礎と応用を実践的に修得させるとともに、問題解決方法を探索する能力を涵養します。

指導教員や大学院生との討論を通し、研究開発のための総合的なコミュニケーション能力、協調性、論理的な記述力、問題解決能力を養う場として卒業研究を課します。

きめ細かく学習プログラムの進捗を自己認識させ、修学意欲を高めるようにします。

学修成果の評価については、全学的な申し合わせ及び各科目のシラバスに記載された成績評価項目等に基づき、授業目標への達成度により評価を行います。

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学科の教育目的

社会基盤工学科

 社会基盤施設を評価・計画,設計・施工,維持管理するために必要な構造工学・水理学・土質力学・土木材料学・土木計画学・環境工学・地震工学に関する基礎知識と専門的能力を身につけさせた上で,コースごとに専門的能力を応用・実践可能とするための教育研究を実施し,人間性豊かで創造力に富んだ技術者の育成を目指します。
機械工学科

 機械工学分野の技術者として基礎となる材料力学,流体工学,熱工学,機械力学,生産加工などの基幹分野を体系的に学び,加えて技術の高度化に対応できる最新の機械工学の理論並びに情報・制御・計測・ロボティクス・エネルギー変換技術を融合した人間と環境に優しい知能・機械・情報のシステムに関する専門的能力を身につけられるよう科目を設定している。さらに,機械工学分野の様々な問題を解決するための実践能力を高めるため実験・実習科目及び各コースで教育研究を実施し,人間性豊かで創造力に富んだ技術者の育成を目指します。

化学・
生命工学科

 物質・材料関連分野あるいは生命関連分野の様々な分野で活躍ができる人材の基盤に化学を捉え,それぞれの分野で知識と技術をより確実に習得できるよう教育研究を実施し,人間性豊かで創造力に富んだ技術者の育成を目指します。

電気電子・
情報工学科

 本学科では3つのコースを置き,電気電子コースでは,電磁気学,電気回路,電子回路を基盤に,固体電子工学分野,電気エネルギー分野,情報通信分野,システム・制御分野について教育を行う。情報コースでは,ハードウェア,ソフトウェア,ネットワーク,情報・符号理論,数値解析,メディア処理,人工知能,ヒューマンインタフェース等の情報技術分野について教育を行う。応用物理コースでは,電磁気学,解析力学,統計力学,量子力学,応用数学などを基盤に,光と物質に関する現代物理分野や関連する数理系分野について教育を行う。電気電子工学分野,情報工学分野及び応用物理分野で教育研究を実施し,人間性豊かで創造力に富んだ技術者の育成を目指します。

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工学部教育課程

1年

前期 人文・社会科学や英語、初年次セミナーなどの教養教育を履修します。また数学、物理、化学などの工学部の基礎教育を行い、各学科の概論科目を履修することで工学部の学生としての基礎を固めます。専門の学科共通科目の講義も一部開講されます。
後期

2年

前期 学科共通の専門科目が中心となります。技術表現法や一部で工学基礎実験も開講され、英語は2年生も教養科目として履修します。
後期 多くの学科でコースに分かれ、コース科目の履修が始まります。専門の実験なども開始されます。

3年

前期 コースの専門科目が主になり、実験・実習も増えてきます。英語は工学部開講となり、技術者としての倫理についての講義も開講されます。
後期

4年

前期 卒業研究が中心です。一部コース専門科目が開講されます。
後期 卒業研究が中心です。

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教養・基礎科目の例

教養科目の分類   基礎科目の例
初年次セミナー 微分積分 線形代数
人文科学 微分方程式 確率統計
社会科学 力学 電磁気学基礎
自然科学 振動波動 現代物理学概論
複合領域 化学基礎 生物学基礎
英語 地学 情報処理入門
第二外国語 プログラミング基礎 工学基礎実験
スポーツ健康科学 技術表現法 環境エネルギー概論
工学部概論科目 技術経営概論 海外インターンシップ
技術と技術者の倫理


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学科・専門科目の概要

社会基盤工学科

 社会基盤工学科は自然環境との共生・調和した社会環境を対象とする環境コースと、地震・洪水・土石流などの自然災害の制御・低減による安全な社会を対象とする防災コースの2コースからなります。

 本学科では、社会基盤施設を評価・計画、設計・施工、維持管理のために必要な構造工学・水理学・土質力学・土木材料学・土木計画学・環境工学・地震工学に関する基礎知識と専門的能力を身につけさせた上で、コースごとに専門的能力を応用・実践可能とするための教育を行います。

機械工学科

 機械工学科は材料力学・機械力学・生産加工・流体工学・熱工学を主とする機械コースと、ロボット・知的システム・生産システムを主とする知能機械コースの1学科2コースからなっています。

 本学科では、機械工学の基幹分野を体系的に学び、技術の高度化に対応できる最新の理論並びに情報・制御・計測・ロボティクス・エネルギー変換技術を融合した人間と環境に優しい知能・機械・情報に関する専門的能力を身に付ける教育を行います。

化学・
生命工学科

 化学・生命工学科は高分子化学、化学工学、材料工学等を学ぶ物質化学コースと、生物化学、分子生物学、創薬化学、生物工学等を学ぶ生命化学コースの1学科2コースからなります。

 本学科では、物理化学、無機化学、有機化学などを体系的に学び、専門的な応用力を備え、化学に基礎を置いて問題解決ができる技術者を育成する教育を行います。

電気電子・
情報工学科

 電磁気学、電気回路、電子回路を基盤に学ぶ電気電子コース、ハードウエア、ソフトウエア、ネットワーク等の情報技術分野について学ぶ情報コース、電磁気学、解析力学、統計力学、量子力学、応用数学などを基盤に学ぶ応用物理コースの3コースからなります。

 本学科では、電気電子工学、通信工学、情報工学とそれらを支える応用物理と数学を幅広く且つ専門的に学び、日本の産業の核となってきたエレクトロニクス分野、電気エネルギー分野、通信技術分野、情報処理分野を更に発展させ、新たな分野創出と関連産業に貢献できる人材を育成する教育を行います。

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