竹内 豊英(タケウチ トヨヒデ)
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TAKEUCHI Toyohide |
職名 |
特任教授 |
学科 |
化学・生命工学科 |
コース |
生命化学コース |
研究概要
クロマトグラフィーの高性能化を目標に研究を展開しています。クロマトグラフィーは,移動相と固定相からなり,試料成分は固定相との相互作用の差異によって分離されます。研究室では固定相としてサイズが通常の1/数100分の分離カラム(キャピラリーカラム)を調製し,その性能の向上を図っています。新規な固定相の開発を試み,分離選択性の改善を目指しています。たとえば,ポリオキシエチレン基やクラウンエーテルを化学結合した固定相では,移動相中の陽イオンがこれらに捕捉され,捕捉された陽イオン上で陰イオン交換が起こることを利用して陰イオンの新しい分離方法を開発しています。研究室では粒子充填型カラムおよび一体型(モノリス型)キャピラリーカラムを開発しています。キャピラリーカラムの利用によって必要な移動相は激減し,環境に優しい分離分析法となります。
参考文献
1.ポリオキシエチレン固定相(Anal. Sci., 28 (2012)205.)
2.クラウンエーテル固定相(Anal. Sci., 29 (2013)423.)
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図1 キャピラリーカラム |
図2 ポリオキシエチレン鎖に捕捉される溶離液陽イオン |
研究キーワード
分離分析化学
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クロマトグラフィー
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キャピラリー液体クロマトグラフィー
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