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【行事】インフラマネジメント技術研究センター表札上掲式を行いました(4月1日)

 近年、高度経済成長期に建設されたインフラストラクチャー(道路や橋、トンネルなどの社会基盤施設、略してインフラと呼ばれることが多い)の高齢化への対応が課題となっています。岐阜大学ではインフラの維持管理に必要な高度な専門知識を持ち、地域に密着した貢献をする土木技術者(社会基盤メンテナンスエキスパート;ME)を育成するため、2008(平成20)年、”社会資本アセットマネジメント技術研究センター“を設立しました。2008~2013年度の6年間に計10回のME養成講座を開催し、189名のMEを輩出するに至りました。


 2014(平成26)年4月より”岐阜大学工学部附属インフラマネジメント技術研究センター”(以下;新センター)へ組織変更を行いました。これを受け、4月1日に新センター表札上掲式を行いました。六郷 惠哲 工学部長、髙木 朗義 新センター長により、関係者の前に新しい表札が披露されました。
 六郷 工学部長は、「これまで岐阜大学のME養成講座より高度な技術を有するMEを200名近く輩出し、岐阜県内の行政や建設関連企業から高い評価をいただきました。このたび新センターに組織変更し、更にME養成講座を全国展開して、インフラ整備に関する高度な教育・研究に取り組んでいきたい」と挨拶しました。
 髙木 新センター長は、「東海地方で大きな被害が想定される巨大地震に備え研究連携を行うこと、大規模な自然災害に対して安全・安心な社会を作るため、地域協働型インフラ管理を”産官学”プラス”民”の四者が連携してできる仕組みを作っていきたい」と挨拶しました。

インフラマネジメント技術研究センター表札上掲式  新センターは、
1) 「ひと」づくり実践領域
 ME養成講座の運営及び人材育成システムの展開を実践。
2) 「しくみ」づくり開発領域
 地域協働型インフラ管理のための地域連携及び制度設計を開発。
3) 「こと」づくり展開領域
 インフラマネジメントに関する研究開発及び技術普及を展開。
の3領域で構成され、社会基盤施設の整備・維持管理等に関するマネジメント技術の先端的教育研究を行います。
 安心な私たちの生活は安全なインフラに支えられており、インフラを安全にするには、高度な維持管理が要求されます。安全なインフラの維持管理によって、人が集まり地域が活性化されます。新センター設立により、地域に安全・安心なインフラ整備を構築することで、地域社会に貢献する所存です。

[関連リンク]
■ 岐阜大学工学部附属インフラマネジメント技術研究センターHP