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村瀬紘貴さん(社会基盤工学科4年)が 第13回日本材料学会 東海支部学術講演会にて優秀講演賞を受賞しました

研究題目:実物情報板支柱の疲労耐久性向上に関する検討
 
研究概要:高速道路等に設置される情報板支柱では,交通荷重や風荷重などにより,その支柱の応力集中箇所であるリブ部と開口部を起点とした疲労損傷が問題となっている.そこで,本研究では,実物情報板支柱の疲労特性の解明と効果的な補修・補強方法の提案を目的に,撤去された実物情報板支柱を活用した疲労試験システムの開発とその疲労試験を実施した.
本研究では,小型の偏心モータを実物情報板支柱の先端に設置した上で,小型のモータ加振でも高い応力範囲をその支柱に生じさせるために,そのモータ加振と情報版支柱との共振現象を利用した疲労試験システムを開発した.本試験システムを活用した実物情報版の疲労試験の結果より,リブ部と開口部の疲労き裂の発生・進展特性を明らかとしつつあるが,特に,開口部を起点とした疲労き裂は,開口部の溶接部内のルート部に沿って疲労き裂が発生・進展・合体するために,支柱表面でき裂が確認される段階では,100mmを超えるき裂長となり,補修が非常に困難となる可能性を示した.
 
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