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大学院自然科学技術研究科修了の名波一輝さん(現:名古屋市)が、Best presentation awardを受賞しました

2021年3月に開催された、国際会議1st  International Symposium on Construction Resources for Environmentally Sustainable Technologyにおいて、名波一輝さんがBest presentation awardを受賞しました。

題目:Evaluation of Ground Anchor Residual Tension by Vibration Method

著者:名波一輝

概要:グラウンドアンカー(以下,アンカー)は,自然斜面や切土,構造物等の安定化を図る目的で用いられる.アンカーは,一般に自然地盤に設置されるため,対策効果を発揮するためには,アンカー自体に常に応力が作用し,地盤にも負担が生じる.アンカーおよび地盤の安定性を評価するためには,アンカーに作用している現状での緊張力を確認しなければならない.アンカーの残存緊張力は,リフトオフ試験や荷重計等で確認できるが,数多くのアンカーを,長期的・定期的に計測することは,費用面及び安全対策上困難である.本論文では,こうした課題を解決するために,模型実験と現場実証試験を通し,振動法を用いた新しい非破壊計測方法を提案した.その結果,ある程度の精度で,さまざまな定着タイプのアンカーの残存緊張力を推定することが可能となった.

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