久米 徹二(クメ テツジ)

KUME Tetsuji 久米 電気電子コース-サイズ編集.jpg
職名 教授
学科 電気電子・情報工学科
コース 電気電子コース

研究概要

シリコン(Si)は、もっとも手に入りやすい元素のひとつで、半導体産業において汎用されています。最も安定な構造であるダイヤモンド構造は、発光や光吸収には適していない間接バンドギャップ半導体です。従来のSiの欠点を補うSiの同素体に関する研究は、基礎科学的だけでなく産業的な観点から非常に重要です。シリコンクラスレートは、光電変換素子の材料としてより適している1.8 eVの直接バンドギャップを有しているSi の同素体です。この直接ギャップを持つ同素体Siやその関連物質について、その物性を明らかにすることが研究テーマです。

研究に参加する学生は、様々な新規材料の作製、評価など開発を行います。多くの困難を伴いますが、これらを克服すれば、これまでにない新たな現象に出くわすでしょう。新材料の研究を通して得られるこれらの経験は、社会に出てからも役に立つと信じています。

Siクラスレート(構造II型)の結晶構造

研究キーワード

    固体物性

    クラスレート

    Ⅳ元素

    高圧力

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