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小島悠揮助教が2016年度土壌物理学会論文賞を受賞(社会基盤工学科)

小島悠揮助教が2016年度土壌物理学会論文賞を受賞しました。
 
受賞論文: 気象・土壌観測データと現地画像をリンクした農地ICTモニタリングの有効性-高冷地キャベツ畑における解析事例(土壌の物理性,第131号, pp. 5-13, 2015)
 
概要:本論文は,土壌・気象観測データと現地画像をリンクした農地ICTモニタリングの有効性を,高冷地キャベツ栽培畑における水循環の把握を事例として検証したものである.土壌・気象データと現地画像をリンクさせることで,従来の数値データのみでは理解できなかった現象の解釈が可能となり,より合理性の高い考察ができることを示した.またICTモニタリングのリアルタイム性は,観測者に現場の臨場感を伝えることを報告し,ICTを用いた農地モニタリングは現場をより詳細に且つ包括的に把握できる有効なツールであることを実証した.本論文は農地の水循環を標的としたものだが,今後堤体や斜面の浸透現象の把握など,社会基盤工学分野にも貢献できる技術であると考えられる.
 
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