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加藤 睦也(カトウ トモヤ)

加藤 睦也(カトウ トモヤ)
KATO Tomoya
職名 准教授
学科 電気電子・情報工学科
コース 応用物理コース

研究概要

『すべての周期関数は三角関数の級数で表すことができる』とフランスの数学者Joseph Fourierは主張しました.この主張は一般には正しくないことが証明されてしまいましたが,フーリエ解析と呼ばれるひとつの分野が数学の世界に生まれるきっかけとなりました.現在,この三角関数の級数による表現はフーリエ級数と呼ばれています.もともとFourierは熱の伝わり方を表す偏微分方程式を研究するためにフーリエ級数を考案しました.その後,この考えを基礎として,フーリエ変換やフーリエ積分作用素などが生み出され,フーリエ解析が発展して来ました.現在では,このフーリエ解析は数学の解析学において重要な理論のひとつとなっており,今でも進化し続けています.そしてその有用性は非常に多く,数学の分野では、代数学における整数論とも深い係わりがあり,さらには,信号処理理論や量子力学など,分野を超えたさまざまなところで幅広く使われています.本研究室では,このフーリエ解析を主軸として,偏微分方程式論とそこから分岐して生まれた擬微分作用素論に関する研究を行っています.

研究キーワード

実解析学,偏微分方程式論

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