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YOKOGAWA Takashi |
職名 | 教授 |
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学科 | 化学・生命工学科 |
コース | 生命化学コース |
タンパク質合成系は、細胞内でタンパク質が生合成されるシステムである。タンパク質合成系は、50種類程度のRNA分子、50種類程度のタンパク質分子が協調して働く非常に多くの、また、複雑な反応群であるが、個々の反応を取り上げれば、いずれも純粋な化学反応である。またそのほとんどは、バクテリア、アーキア、真核生物とすべての生物ドメインで共通しているが、生物ドメインごとに異なっている特徴も多い。そこで、それぞれの生物ドメインのタンパク質合成系の相違点を詳細に解析し、その違いを上手に組み合わせることで、人工的にハイブリッドなタンパク質合成系を構築する。そのことで、遺伝暗号表に含まれていない非標準アミノ酸をタンパク質に取り込ませてタンパク質に新奇の機能を付加したり、RNAに人工的な修飾を施してRNAに新奇な機能を付加することを目指す。
図1 酵母チロシル tRNA 合成酵素とチロシン tRNA の複合体の立体構造 |
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