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竹森 洋 (タケモリ ヒロシ)

竹森 洋
(タケモリ ヒロシ)
TAKEMORI Hiroshi
職名 教授
学科 化学・生命工学科
コース 生命化学コース

研究概要

我々の体は様々な細胞から構成され、それら細胞は種類ごとに異なる機能を有しております。一方、同じ種類の細胞であっても、細胞が配置された場所、老化度合い、病的状態によって、個々の細胞が発揮する能力に差が出るのみならず、機能そのものも変化します。これら細胞機能の質と量の変化は、細胞内のエネルギー代謝と密接に関わっており、エネルギー産生・消費機構を評価することは生体・細胞の状態を測定する新たな技術開発に繋がります。当研究室では、生体レベルと細胞レベルの双方でエネルギー代謝を解明することで、創薬標的の探索やスクリーニング技術の開発を行います。

生体レベルでのエネルギー代謝異常モデルの例として、塩誘導性キナーゼ(SIK)の遺伝子改変マウスの表現型を解析し、ヒト病態の理解と病態制御法の開発を創薬ベンチャー・化粧品会社等と行っています。細胞レベルでのエネルギー代謝測定は、iPS細胞等の品質管理や神経細胞の活動測定に応用するための技術開発を機器メーカー等と進めております。また、メラニン合成細胞・軟骨細胞・炎症細胞の分化制御剤を大規模天然物ライブラリーからスクリーニングし、化粧品・医薬部外品・医薬品の開発にも応用しております。

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図1 SIK3-KOマウスのコレステロール・胆汁酸代謝異常 図2 生体エネルギー産生の可視化と創薬応用

研究紹介資料

研究キーワード

シグナル伝達

創薬

モデル動物

エネルギー代謝

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