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大橋 憲太郎(オオハシ ケンタロウ)

大橋 憲太郎
(オオハシ ケンタロウ)
OH-HASHI Kentaro
職名 准教授
学科 化学・生命工学科
コース 生命化学コース

研究概要

アルツハイマー病、パーキンソン病をはじめとする多くに神経変性疾患は神経細胞の変性・脱落が共通の現象として知られている。その要因として、酸化ストレス、細胞内外での異常タンパクの蓄積、神経細胞を取り巻くミクログリア、アストログリア由来の炎症反応などが報告されている。特に、異常タンパク質の蓄積とそれに起因する小胞体ストレス応答(シグナル)が種々の神経変性疾患に深く関わることが示唆されている。そこで神経細胞死機構の解明や予防・治療法の開発を目的として、神経細胞系における新規小胞体ストレス関連遺伝子を探索し、その発現制御および機能解析を行っている。TMEM132Aは、脳・神経細胞系に高発現する小胞体局在性の膜タンパク質で、小胞体シャペロンの一つGRP78と相互作用する新規タンパク質として同定した遺伝子である。しかしながら、TMEM132は既知の機能ドメインを有しないことから、現在その機能解析を目的として結合因子の探索を行っている。また最近、ATF6によりその発現を制御される新規小胞体ストレス応答遺伝子CRELD2を同定した。現在その細胞内挙動をはじめとする機能解析を行っている。主要な研究課題は下記の通りである。                          1. TMEM132Aと相互作用するタンパク質の探索及びその機能解析。
2. CRELD2をはじめとする新規小胞体ストレス応答遺伝子の探索とその機能解析。

1 小胞体ストレス応答シグナル経路 2 COS7細胞における野性型CRELD2の細胞内局在

研究紹介資料

研究キーワード

神経細胞死

神経栄養因子

小胞体ストレス

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